資産運用や投資といった言葉はよく聞きますが、具体的にはどんなことなんでしょうか?簡単にいうと、お金を使って、お金を増やすことです。
運用・投資をするメリット
1. 眠らせているだけの貯蓄が、勝手に増える
運用のメリットは、お金がお金を産むことです。お金は稼ぐ意外にも、運用することによって増やすことができます。普通預金でもわずかながら利息がつきますが、基本的な考えはこれと同じです。
2. 資産の形を変えることで、リスクを減らせる
例えば、日本円だけで貯金している場合、日本円がインフレを起こせば、現在の貯金はその価値が下がります。そんな時、同価値の財産を外貨やゴールドで持っていれば、日本円にインフレが起きても全財産の価値が下がることはありません。ただし、運用する方法によっては元本割れするリスクもありますので、慎重に行う必要があります。
3. 知識の吸収
資産運用や投資にはお金を増やすということ以外にも、知識の吸収という副産物的なメリットがあります。自分のお金がかかっているので、積極的に経済や金融を勉強することになります。そしてその知識はビジネスにおいても立派な教養として役に立ちます。
運用・投資の注意点
1. 元本割れなどのリスクを検証する
2. 余剰資金で行う
3. 詐欺に遭わないように気をつける
浪費を控えて貯金しているのに、なぜか給料日前になるとカツカツになってしまう。
最近になって、勤め先の存続に不安があったり、年金や退職金もあてにできなかったりして、貯金を特に意識するようになった方が増えている印象です。
収入増=貯金増とはいかない
収入が多ければ、貯金も増えると思いがちですが、そううまくはいかないことがあります。。
収入が増えると、税金を始めとして、各種控除や社会保険などの面で不利になります。基本的に、日本は収入が低ければ低いほど国の各種支援が受けられて、納税額も少なくて済みます。高収入であればあるほど、恩恵を受けられる機会が少なくなり、さらには納めるべき税金が高くなります。
おもしろいことに、年収が800万~1000万以上の、いわゆる富裕層になると、心理的に裕福になった感覚が芽生え、ちょっとした贅沢品などをポンポン買ったり、「ちょっと良いもの」を買うようになり、支出が増加する傾向にあります。
収入が増えると、経済的な恩恵をあずかれなくなるうえに、支出が増大するので、なかなか貯金できないことがよく見られます。
つまり、貯金をしたり、節約をしたりするには、収入を増やすことも大切ですが、なにより支出を抑えることが効果的です。
貯金・節約の基本は現状把握
お金を貯めるうえで最も大切なことは、お金の出入りを把握することです。つまり、毎月どれぐらいのお金が入ってきて、何にどれだけ使っているのかを把握することです。
例えば、毎日ペットボトルのお茶(例として150円/本)を買えば、1年では¥54,750になります。年収300万の場合、その1.8%がお茶で消費していることになります。
無駄な少額の消費が習慣になってしまうことは、最も浪費につながりやすいです。
無理は禁物
お金を貯めるのに、なんでもかんでもやめればよいというわけでもありません。
例えば、タバコやお酒など依存性のあるものを急にやめようとすると、身体に無理が生じます。依存性のあるものは、ほどほどに、徐々に、が大切です。あるいは、禁煙外来などの医療手段を使うのも一手です。
ダイエットと同じで、無理しすぎると、リバウンドが待っています。
誤った節約法に気を付ける
ひと昔前まで、トイレの水槽にペットボトルを入れると、流れる量が少なくなり、節水につながると言われていました。しかし、実際にはタンクの損傷や下水管の詰り(排水の勢いが弱いため)などが起きるおそれがあり、最悪の場合、修理代として節水した分以上のお金がかかるかもしれません。
例えば、節水をするのなら、シャワーや洗い物の水をこまめに止めたり、節水用蛇口に変えたりすることから始めるのが無難です。
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